SEO対策で重要なDo・Know・Go・Buyクエリについて!検索意図(インテント)との違いも解説

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本記事では、SEO対策で重要な「Do・Know・Go・Buyクエリ」について解説します。検索意図(インテント)との関係や、各クエリが持つ意味、検索キーワードとの違い、世界標準となっている4つのインテントなどを正しく理解し、自サイトに役立つ内容で紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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検索意図(インテント)とクエリの違い

検索意図(インテント)とクエリの違い

検索エンジンが主流だった時代から、今ではSNSや動画サイトなどさまざまなプラットフォーム、メディアが現れ、使い方も人それぞれです。とはいえ、利用者が何か調べ物をしたいときは、かならずそこに「意図」があり、データ上にその痕跡が残ります。

人が何か調べ物をするときの心理を「検索意図(インテント)」、その行動によってデータ上に残る痕跡のひとつが「クエリ」です。まずはSEOの基礎である「検索意図(インテント)」と「クエリ」の違いから整理していきましょう。

検索意図(インテント)とは

検索意図とは、利用者が「何を求めて検索したのか」を示すヒントとなるものです。入力されたクエリから、その語句を選んだ理由とその背景にある目的ともいえます。

検索意図は大きく分けて2種類あります。ひとつめは、「ユーザーインテント」です。利用者が検索エンジンを使って達成したい目的や目標、ゴールのことを指します。ふたつめは、「サーチインテント」です。最終的なゴールに向かう途中で繰り返される検索と、それらの背後にある意図のことです。

たとえば、新築住宅をつくりたい人であっても、最初から「家 つくりたい」と検索する人は少ないでしょう。地元の工務店や住宅メーカーのおすすめなどを検索するのではないでしょうか。一方、「工務店 おすすめ」だけでは、新築住宅を持ちたい施主かもしれませんし、建築士志望の就活生かもしれません。

さまざまなデータから利用者の検索意図を想像することは、SEO対策にとってもっとも基本的で大切なことです。

検索ワード(クエリ)とは

クエリとは、検索エンジン利用者が窓枠に入力した「語句」のことで、単語が一般的ですが、場合によっては文章や、URLを入力するときもあります。

アクセス解析ツールのデータ上には、このクエリが利用者の痕跡として残ります。ユーザーニーズの把握や成果を測定する際には、自サイトのクエリをチェックすることが大切です。

また、「キーワード」と混同されがちですが、キーワードは「顧客をターゲティングするために登録する語句」のことを指す場合が多く、「クエリ(ユーザーが実際に入力する語句や文章)」とは、目的や意味が少し違います。

関連記事:SEOで上位を獲得するためのキーワード選定のポイント【おすすめのツールも紹介】

検索エンジン側による分類

SEO対策は検索エンジン側の設計にも大きく影響を受けます。検索エンジンも、利用者の意図によって入力されたクエリをより正確に処理するために、さまざまな施策がなされています。

たとえば検索時に便利な「タブ」機能を見ても、「サッカー」と入力した場合は、「ニュース→画像」と続きます。

サッカーと検索した際のSERPS

一方、「スパイク」と入力した場合は、最初に「ショッピング」が表示され「ニュース」はもっと後ろに表示されています。

スパイクと検索した際のSERPS

これは、検索エンジン側がこれまでの膨大な検索履歴から、それぞれが持つ単語を理解しようとしている過程にあるからです。具体的な分類方法は割愛しますが、検索エンジン側も、入力された単語や利用者の(検索エンジン利用時の)行動などによって、検索結果を変化させている一例です。

4つの検索意図「Do・Know・Go・Buyクエリ」とは何?

4つの検索意図

検索クエリは「Do」「Know」「Go」「Buy」という4つのタイプに分類できます。

SEOでは、何らかの目的を持って検索エンジンを使った結果がクエリに反映されると考えられています。まずはこの4つのタイプに分類して利用者の意図を探るところから始めてみましょう。

Doクエリ(やってみたい)

Doクエリは、「何かやってみたい」「やらなければならない」といった「行動」を示しています。ワードに対して非常にアクティブな状態であるケースも多いとされているため、重要視されるクエリです。反面、安易なSEO対策だけでは上位表示を取るのは難しいクエリともいえるでしょう。

Knowクエリ

Knowクエリとは、「情報を知りたい」という意図を示しています。利用者が検索した語句の「答え探し」のような行動を想像すると良いでしょう。SEO対策の場合は、クエリに対する「答え」を用意しておくのが一般的な施策です。ただし、間違った情報を載せてしまうとユーザーの信頼に加え、検索エンジン側からの評価も下がってしまう可能性があるため、注意しなければなりません。

Goクエリ

Goクエリは「行きたい」という意図ですが、検索エンジンの場合は「特定のサイトを表示させたい」といったケースも含まれます。入力される語句も固有名詞が多く、検索目的もわかりやすいクエリです。「場所」なら道順、交通手段、所要時間なども関連してきます。

Buyクエリ

Buyクエリは、商品やサービスの価値を調べるときに発生しやすいクエリです。「Know」や「Do」と似ていますが、「購入」という意図に絞ったワードで、その商品が「ほんとうに価値のあるもなのか」といったヒントが隠されています。「〇〇+口コミ」や「〇〇+おすすめ」「〇〇+人気」といったワードが非常にポピュラーです。

「Do・Know・Go・Buyクエリ」と世界標準となる4つの分類

「Do・Know・Go・Buyクエリ」という4つの分類と、そこから検索意図を探る手法は、SEOコンサルタント・住太陽(すみ もとはる)氏が提唱したものです。一方、2023年現在の世界標準は次項で解説する4つの分類が主流となっています。以上を踏まえたうえで、その4つの分類を見ていきましょう。

4つの検索意図の世界標準は「インフォメーショナル」「コマーシャル」「トランザクショナル」「ナビゲーショナル」 

世界標準の4つの検索意図について

前項の最後で紹介したように、世界で主流となっている検索意図(インテント)の4分類は、「インフォメーショナル」「コマーシャル」「トランザクショナル」「ナビゲーショナル」です。「Do・Know・Go・Buyクエリ」と比較しながら読んでみてください。

インフォメーショナル

インフォメーショナル(インテント)とは、情報を得ることを目的とした意図です。利用者は特定のトピックや質問についての情報を収集し、知識を深めたりするために検索エンジンを利用します。その際に持つ意図が「インフォメーショナル(インテント)」です。

検索エンジンやウェブサイト、情報提供者などがこの意図に応えるために、信頼性の高い情報や解説、説明、定義などのコンテンツを提供することが重要であり、マーケターと利用者との接点ともいえます。

コマーシャル

コマーシャル(インテント)とは、商品やサービスを購入することを目的とした意図です。利用者は特定の製品やサービスについて情報を収集し、比較検討し、最適な選択を行いたいという意図を持って検索エンジンを利用します。

検索エンジンや広告プラットフォームでは、利用者のコマーシャル・インテントに合わせて関連する広告や販売情報を提供し、商品やサービスの購買意欲を喚起することが重要です。コンテンツや広告の信頼性や魅力的な提案が利用者の購買行動に影響を与えます。

トランザクショナル

トランザクショナル(インテント)とは、具体的な行動や取引を目指すことを目的とした意図です。商品の購入、予約の確定、登録の完了などがトランザクショナル・インテントにふくまれます。

検索エンジンやECサイトでは、利用者のトランザクショナル・インテントに応えるための仕掛けが重要です。直接的な行動を促すボタンやリンク、手続きが簡単であることなどがポイントとなります。使いやすさのほかに、安全性などもトランザクショナル・インテントに影響を与える要素です。

ナビゲーショナル

ナビゲーショナル(インテント)とは、特定のサイトやオンラインサービス、ECサイトなどにアクセスする意図や目的のことを指します。利用者が特定のサイトに直接アクセスしたり、オンラインサービスを利用したりするために持つのがナビゲーショナル・インテントです。

利用者のナビゲーショナル・インテントに応えるためには、サイトやサービスが直接的なリンクや検索機能を提供するといった仕掛けが重要です。トランザクショナルと同様に、使いやすさやアクセスの容易さ、安全性が満足度に影響を与えます。

なぜSEO対策で検索意図やクエリが重要なのか 

検索意図やクエリについて解説したところで、改めて、なぜSEO対策で検索意図やクエリが重要なのかを再整理しておきましょう。

ユーザーが本当に求めている情報を提供するため

ひとつめは、「ユーザーが本当に求めている情報を提供するため」です。検索意図やクエリを理解することで、利用者が何を求めているのかを把握し、最適なコンテンツを提供することが満足度に繋がります。その結果、サイトへの訪問や情報の共有、リピート率といったエンゲージメントが向上する可能性が高まるでしょう。

Googleはユーザーの利便性や求めている情報を的確に提供するコンテンツが真に求められるコンテンツであるという事を述べています。以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて読んでみてください。

関連記事:SEO対策とは?Googleの考え方と5つの施策例【内部施策・外部施策】

検索意図やクエリによってコンバージョンが異なるため

ふたつめは、「検索意図やクエリによってコンバージョンが異なるため」です。たとえば、情報収集段階ではユーザーが詳細な情報を求めているのに対し、購入意思がある段階ではユーザーは具体的な商品やサービスを探しています。適切なキーワードやコンテンツを選び、それぞれの段階に応じたユーザー体験を提供することが、コンバージョン率の向上に繋がるでしょう。

優先すべきクエリはBuy・Doクエリ! 

検索意図やクエリを重視したSEO対策は、満足度やコンバージョン率の向上が期待できます。その際に優先すべきは「Buy(購入)」や「Do(実行)」クエリです。ふたつのクエリは利用者の購買や実行といった意図に直結している可能性が高く、サイトのコンバージョン率向上に大きく貢献します。

「Buyクエリ」は購入意図を持つ人がターゲットであるため

「Buy」クエリは購買意図を持つ人をターゲットにしているためです。Buyクエリを重視することで、実際に購入を検討している段階である可能性が高いユーザーという人物像がみえてきます。購入意図やそれに関連するBuyクエリに対して、適切なコンテンツやランディングページを提供することで、ユーザーの購買行動を促しましょう。

「Do」クエリは特定のアクションや実行に関連するため

「Do」クエリは特定のアクション・実行に関連しているためです。何かを実際に行いたい、解決したいという意図を持っている人物像がみえてきます。利用者のDoクエリに対して、直接的な行動を促すコンテンツや便利な予約システムを提供することで、コンバージョン率の向上に繋がるでしょう。

正しく検索意図を理解してSEO対策に役立てよう!

SEO対策における「検索意図」と「クエリ」について解説してきました。アクセス解析のデータ上で確認できるのはクエリであり、その奥にある検索意図までははっきりとわかりません。マーケターやサイト担当者が検索意図を正しく理解することで、成果の向上につながります。本記事で紹介した各クエリやインテントといったヒントを活用し、ぜひ今後のSEO対策に役立ててください!

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この記事を監修した人

株式会社SOHAのアバター 株式会社SOHA CEO 代表取締役

Webマーケティングを行う企業です。コンテンツマーケや広告運用はもちろん、ブランディングや戦略の立案まで支援いたします。SE、ITコンサルの経験を活かした経営者視点でこれまで業種業界問わず多くの企業のマーケティング支援を行ってきました。本メディアではこれまでの経験をもとに、マーケティングに関わる情報について発信いたします。

マーケティング歴は7年ほど。日本マーケティング学会会員。

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