Webサイトはホームページやブログなど、混同されやすい言葉がいくつも存在します。しかし、それぞれは異なる意味を持っているため、Webサイトを運営する際は違いを理解しておくことが重要です。本記事では、Webサイトと混同されやすい言葉との違い、種類や運営のポイントなどを解説します。
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【結論から!】ホームページはWebサイトの一部
ホームページとWebサイトは異なる意味を持ちます。
Webサイトは複数のWebページが集まったメディア全体を指し、ホームページはWebサイトのトップページのことを指します。そのため、ホームページはWebサイトの一部といえるでしょう。
しかし、ホームページとWebサイトは定義が異なるものの、日本では同じ意味として使われることも多く、日本でホームページといわれた際はWebサイトと認識しておくとよいでしょう。
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Webサイトと「Webページ」の違い
Webサイトは複数のWebページの集合体であり、各Webページでは特定のテーマに関する情報を発信しています。
例えば、企業のWebサイトは、会社概要・採用情報・自社商材の紹介などの各Webページから構成されています。WebページはWebサイトを構成する要素と認識しておきましょう。
Webサイトと「ブログ」の違い
Webサイトとよく混同されるブログも、複数のWebページから成り立っていることから、Webサイトの一種といえます。一般ユーザーが日記のような感覚で投稿したり、企業が情報発信の手段として活用しています。
【意外と知らない?】Webサイトは6つに分類される
Webサイトは以下6つに分類できます。
- コーポレートサイト
- サービスサイト
- オウンドメディア
- ECサイト
- LP(ランディングページ)
- リクルートサイト
Webサイトの種類によってコンテンツの内容や運営の目的が異なるため、自社の目的に適したWebサイトを選定することが大切です。1つずつ詳しくみていきましょう。
コーポレートサイト:企業情報を掲載する
コーポレートサイトは、企業に関するあらゆる情報を掲載するWebサイトです。会社の顔のような役割を持っています。
コーポレートサイトには、会社概要・企業理念・事業内容・住所・問い合わせ先・採用情報などが含まれ、企業の信頼度を高めるだけでなく、ブランディングにもつながる可能性があります。
また、外部のユーザーだけでなく、企業情報を社内で共有する際にも役立つでしょう。
例えば弊社のこのページがコーポレートサイトにあたります。
サービスサイト:特定の商品・サービスを紹介する
サービスサイトは、特定の商品およびサービスを紹介するWebサイトです。自社商材の特徴や強み・よさなどを発信し、ユーザーの購買活動を促進させる目的があります。自社を代表するような商品・サービスの紹介に適しています。
サービスサイトで紹介する商材によっては導入事例を取り上げるなど、商品・サービスの利用を具体的にイメージできるような情報を発信することで、競合他社との差別化も図れるでしょう。
オウンドメディア:顧客に役立つ情報を発信する
オウンドメディアは、自社で運営するメディアサイトの総称です。ユーザーの求める情報や役立つ情報、興味を惹きそうな情報など、さまざまなコンテンツを発信します。ユーザーに寄り添ったコンテンツを発信することで、自社サイトへの信頼を高め、購買活動へとつなげることが目的です。オウンドメディアのファンが増えれば、自社のブランディング効果も期待できます。
今皆さんが読まれているこの記事も、マーケティング関連のオウンドメディアになります。
ECサイト:商品・サービスの販売をおこなう
ECサイトは、インターネット上で商品・サービスの販売をおこなうためのWebサイトです。オンラインショップやネットショップとも呼ばれています。
ECサイトは、24時間インターネット環境があれば場所を問わず購入が可能で、ユーザーの好きなタイミングで購入できることから、売上向上が期待できます。ECサイトでは、検索や決済などの機能性も重視し、ユーザーが使いやすいWebサイト構築を目指しましょう。
ZOZOやAmazonなどがECサイトの一例として挙げられます。
LP(ランディングページ):広告から流入してきたユーザーをコンバージョンにつなげる
LPは、ユーザーが広告をクリックした際などに、最初に表示されるWebサイトのことです。縦長1枚で構成されているという特徴があります。LPは、商材の魅力を詰め込んだ内容や、購入方法・お問い合わせ情報までが1ページに完結しています。こういった特性を持つLPは、ユーザーの購買活動を促進するのに効果的です。
リクルートサイト:採用情報を提供する
リクルートサイトは採用情報を提供し、人材確保を目的としたWebサイトです。コーポレートサイトの採用情報と比べ、より詳しい採用情報やOBインタビューなど、就職希望者の求める情報を発信します。
リクルートサイトではより詳しい採用情報を提供できることから、企業の方針とよりマッチした人材の確保にもつながるでしょう。
Webサイトを運営する際の注意点
Webサイトの種類にかかわらず、Webサイトを運営するにあたっての注意点を4つご紹介します。
明確な目的を持つ
Webサイトを運営する目的を明確に設定することが大切です。明確な目的があれば、社内での共有もスムーズに進むほか、Webサイト内コンテンツの方向性を見失わず制作に取り組めます。そのため、明確な目的を持ったうえで、Webサイトを運営しましょう。
運営体制を整える
Webサイトを運営するには、Webサイトの制作だけでなく定期的な管理や更新が必要になります。そのため、十分な運営体制を整えなければなりません。
Webサイトは企業活動の一部でしかありませんが、適切に運営すれば集客やブランディングにもつながるなど、さまざまな効果を得られます。したがって、十分な運営体制を整え、Webサイトの運営にもチームで取り組むことが大切です。
定期的に更新する
Webサイトは制作するだけでなく、定期的に更新することが大切です。ユーザーがWebサイトへ訪問した際、最終更新が数年前だったり、コンテンツの数が明らかに少なかったりすると、自社やWebサイトへの信頼が失われてしまう可能性があります。ユーザーの求める情報は何かという視点からコンテンツを作成し、定期的な更新を心がけましょう。
外部に委託する部分を決める
Webサイトの制作から定期的な更新・管理までを社内で担おうとすると、通常業務と両立しなければならないため、Webサイト運営に十分にリソースが割けないことも考えられます。そのため、Webサイト運営そのものまたは一部を、外部に委託することも手段のひとつです。
一部を委託する場合は、予算と照らし合わせながら、どの工程を委託するのかを検討します。Webサイト運営のプロに任せることで、スムーズな運営や質の高いWebサイト制作が期待できるでしょう。
ホームページとWebサイト/ECの違いまとめ
Webサイトにはさまざまな種類がありますが、特性を理解したうえで活用することで、ファンの獲得やブランディング効果も期待できます。自社に必要なWebサイトが何かを見極め、適切な運営をおこないましょう。