Web広告とは、インターネットを通じてユーザーに届ける広告のことです。テレビCMや新聞・雑誌における広告から、Web広告の時代へと突入しており、Web広告を活用する企業も増えています。そこで、本記事ではWeb広告の概要やメリット、種類・費用相場など、Web広告に関する内容を詳しく解説していきます。
本記事を読めばWeb媒体とは何かについてしっかりイメージを持つことができるでしょう。自社のサービスに対してどのように活用していくのか、またどのぐらいのWeb広告費用が必要になるのか想像しながら読んでみてください!
Web広告とは
Web広告はWeb上に掲載される広告すべてのことを指します。ホームページやブログ、SNS、メールなど、インターネットを通じて配信される広告全般が含まれます。
検索エンジンの検索結果ページやWebサイトなどには、広告を掲載するための「広告枠」が設けられており、その広告枠に商材の広告を掲載し、認知度や売上の向上を図るというものです。
ただ、Web広告といっても種類はさまざまで、種類によって特徴やかかる費用、課金方式などが異なります。そのため、自社商材や出稿の目的などから最適なWeb広告を選ぶ必要があるのです。
関連記事:15種類のWeb広告!種類別の仕組み・メリット・運用のポイントまで
Web広告の必要性が高まっている理由
以前まではマスメディアにおけるマス広告が主流でした。ただ、マス広告は莫大なコストがかかるうえ、不特定多数の消費者に向けたものになります。そのため、顧客ニーズの多様化が進みつつある現代には向いていない手法であると判断する企業が増えているのです。
近年、スマホやパソコンなどインターネット上での購買行動が盛んになっている傾向がみられます。
電通が2022年3月に発表した「2021年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」によると、2021年の総広告費は6兆7,998億円でした。このうちインターネット広告費は、2兆7,052億円にものぼり、マスコミ四媒体広告費の2兆4,538億円を上回ったのです。
このように、Web広告は成長傾向にあるうえ、多様化する顧客ニーズに対応するためにも、Web広告の必要性が高まっています。
Web広告を活用するメリット【活用しないはあり得ない?】
Web広告を活用するメリットは以下の通りです。
- ターゲットを細かく絞れる
- 低コストで始められる
- 効果測定しやすい
- 出稿中でも修正できる
- 短期間での効果が期待できる
1つずつ詳しくみていきましょう。
ターゲットを細かく絞れる
Web広告では詳細なターゲット設定(ターゲティング)が可能です。自社商材に適したターゲットにのみ届けられます。ターゲットの年齢・性別・住んでいる地域などの属性や、趣味・検索履歴といった情報まで絞り込めむことが可能です。
マス広告のように不特定多数の消費者に届けることも広告の大きな役割ですが、自社商材に興味がない消費者は、広告が表示されることを不快に感じるかもしれません。興味のありそうな消費者に絞って広告を配信することで、成果につながりやすくなるというメリットがあります。
低コストで始められる
マス広告を出稿するとなると、数百万円~、場合によっては数千万~数億かかることも珍しくありません。
しかし、Web広告はクリック単価であれば1クリック100円〜1,000円程度と低単価で、上限の設定も可能なため、予算に合わせた広告の出稿が可能です。したがって、数万円の予算でもWeb広告は出稿できるといえます。
Web広告はクリックされたり広告が表示されたりするなど、その都度少額のコストが課金される方式がほとんどです。定額制のものは少なく、コストを抑えながら広告を出稿できる特徴があります。
関連記事:【Web広告の費用対効果】広告の種類や特徴、成果を出すためのコツを紹介!
効果測定しやすい
Web広告はクリック数・表示数・閲覧時間・訪問したユーザーの情報など、さまざまなデータを数字として得ることができます。そのため、正確な効果測定ができ、改善にもつながりやすいといえます。「広告出稿→効果測定→改善」というサイクルを繰り返すことで、Web広告の効果は高まっていくでしょう。
出稿中でも修正できる
Web広告は出稿中でも広告の内容を変更できます。テレビCMや新聞・雑誌に出稿するマス広告は、一度公開した広告は修正できません。しかし、Web広告であれば、キーワードやデザインに加え、ターゲット設定など、あらゆる修正が可能です。
例えば、20~30代女性に絞って広告を出稿していて、効果測定の際に訪問するユーザーのほとんどが30代女性だったとします。この場合、途中からターゲットを30代女性のみへ変更が可能です。
このように、効果測定をしながら修正していくことで、限られたコストのなかで費用対効果を高められるでしょう。
短期間での効果が期待できる
Web広告は出稿したいタイミングでの出稿ができ、広告掲載までをスピーディーにおこなえます。遅くても数日程度で掲載されることがほとんどです。広告掲載までに時間を要さないことから、ユーザーに届くまでの期間も早く、即効性があるといえます。
また、Web広告は細かいターゲット設定が可能なことや、広告出稿中も効果測定により改善を繰り返せるなどの特徴があることから、より効果的な広告となり短期間でも成果にもつながりやすいのです。
Web広告のデメリット
Web広告には以下のようなデメリットがあります。
出稿や運用に知識が必要となる
Web広告は適切に出稿や運用をおこなうのに、専門的な知識が必要です。広告の種類によって特徴や効果的な運用方法が異なるため、それぞれの仕組みを理解しなければなりません。
そのため、Webマーケティング初心者の方がWeb広告を始めるとなると、知識を習得するための時間と運用する資金を確保する必要があります。社内に人的リソースを確保できないのであれば、外部に依頼することを視野に入れたほうがよいかもしれません。
競合が多ければコストも高くなる
リスティング広告のようなWeb広告は、低コストで始められるメリットがある反面、競合の多いキーワードで広告を出稿するとなると、それだけ単価も高くなる傾向があります。つまり、狙うキーワードによっては、かかるコストが大きくなるのです。
単価の低いキーワードを狙うこともひとつの戦略ではありますが、「単価が低い」ということは「検索ボリュームが少ない」とも言い換えられます。検索してくるユーザーがいなければ、広告を見るユーザーもいないため、効果は期待できません。
したがって、検索ボリュームと単価を照らし合わせながらキーワードを選定することが重要です。費用対効果を高めるためには、遷移先となるLP(ランディングページ)の質を高めるといった施策も考えられるでしょう。
Web広告の種類とそれぞれの課金方式/費用について
Web広告には主に10種類、さまざまな出稿方法があります。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- リターゲティング広告
- バナー広告
- SNS広告
- アフィリエイト広告
- 記事広告
- 動画広告
- メール広告
- デジタル音声広告
それぞれの特徴と課金方式や費用相場をみていきましょう。
※種類やジャンルはバラバラですが、こういった広告があるんだな…といった観点で見てもらえればと思います。
1.リスティング広告:検索連動型広告
リスティング広告は、ユーザーが検索してきたキーワードに応じて、検索結果上部に表示される広告です。「検索連動型広告」とも呼ばれています。
自社商材に関わるキーワードを検索してきたユーザーにのみに広告を表示することが可能です。ユーザーはすでに興味・関心があって検索という行動に移しているため、購買活動にもつながりやすいでしょう。そのため、リスティング広告は顕在層に有効な方法といえます。
ただ、自社商材に無関心のユーザーや潜在層にはアプローチできない点がデメリットです。認知度の向上を目的とする場合、リスティング広告は最適な方法とはいえません。
そして、リスティング広告はSEOと混同されることもありますが、2つはまったく違うものです。SEOは自然検索結果で上位に表示させるための施策であり、時間を要することが多いといわれています。その反面、リスティング広告は広告枠を購入して出稿するため、出稿後すぐに表示されるという特徴があります。
関連記事:Web広告といえばリスティング広告!概要・仕組み・費用相場などの基礎から運用方法まで
リスティング広告の課金方式
リスティング広告はクリック課金方式が採用されています。ユーザーが広告をクリックするごとにクリック単価が課金される仕組みです。ユーザーの検索キーワードに応じて広告が表示されますが、クリックされない限り広告費は発生しません。
リスティング広告の費用相場
費用相場は、検索ボリュームや競合数によって異なるものの、1クリックあたり100円~1,000円程度です。キーワードによっては数十円で広告を表示できるものもあります。ただ、競合が多ければクリック単価が高額になることもあるため、予算と照らし合わせながらキーワードを選定することが大切です。
2.ディスプレイ広告
ディスプレイ広告はWebサイトやアプリに設けられた広告枠において、画像や動画を用いた広告を出稿するものです。テキストだけでなく、ユーザーに視覚的なアピールができます。
また、ディスプレイ広告でも細かいターゲティングができるため、ユーザーが訪問するさまざまなWebサイト上での表示が可能です。「検索するほどではないが興味はある」といった層にも効果的といえます。
ディスプレイ広告の課金方式
ディスプレイ広告では、クリック課金またはインプレッション課金が採用されています。インプレッション課金は、表示回数に応じて広告費が発生する仕組みです。ただ、1回の表示ではなく、一般的には1,000回表示されるごとに課金されます。
ディスプレイ広告の費用相場
ディスプレイ広告は、クリック単価であれば、リスティング広告とあまり変わらず、1クリック数十円〜1,000円程度です。インプレッション課金であれば、1,000回表示されるごとに数百円程度であるため、クリック率が高いのであれば、クリック課金よりインプレッション課金のほうが費用対効果を高められるかもしれません。
3.リターゲティング広告
リターゲティング広告は、過去に自社サイトへ訪問したことのあるユーザーに対して、リスティング広告やディスプレイ広告を表示するものです。
自社サイトに訪問したことのあるユーザーは、自社商材に興味を持っている可能性が高いと予測できます。そのため、リピート購入や購入を迷っているユーザーの後押しにもなるなど、顕在層に効果的な広告といえるでしょう。
リターゲティング広告では、Cookieを利用してユーザーを辿るため、さまざまなWebサイトを横断しながら広告を表示できる特徴があります。
ただ、ユーザーに何度もアピールできる反面、繰り返し表示される広告を不快に感じるユーザーもいることに注意しなければなりません。また、個人情報保護の観点からリターゲティング広告は難しくなっている傾向がみられています。
リターゲティング広告の課金方式
リターゲティング広告は、ユーザーを追いかけるという特徴があるだけで、実際に表示されるのはリスティング広告またはディスプレイ広告です。そのため、課金方式はクリック課金またはインプレッション課金になります。
リターゲティング広告の費用相場
リターゲティング広告でも、リスティング広告やディスプレイ広告の費用相場と大きな違いはありません。クリック課金であれば、1クリック数十円~1,000円程度、インプレッション課金であれば、1,000回の表示で数百円程度と把握しておきましょう。
4.バナー広告
バナー広告は特定のWebサイトにある広告枠を購入し、一定の掲載期間を得られる仕組みです。契約期間中は検索キーワードやユーザー属性などに関わらず、表示されます。そのため、自社商材と関連性があるWebサイトの広告枠を利用することがおすすめです。
Webサイトを利用するさまざまなユーザーにアピールでき、自社商材を知らない潜在層にも届けられるという特徴があります。
バナー広告の課金方式
バナー広告は掲載期間が保証された買い切りや、クリック課金・インプレッション課金などさまざまな課金方式が存在します。一般的には、買い切りが多いです。
買い切りであれば、広告が確実に掲載されるというメリットがあります。しかし、その反面、効果が薄い場合でも契約期間が終わるまでは広告費が発生し続けるというデメリットも考えられます。
バナー広告の費用相場
バナー広告は、クリック課金であれば1クリック数十円~1,000円程度、インプレッション課金であれば数百円程度と、他のWeb広告と大きな違いはありません。
ただ、掲載期間が保証される買い切り方式では、1か月あたり数万円~数十万円かかることがあります。Webサイトによって提示される金額が異なるため、契約期間や相場にも幅があることを把握しておきましょう。
また、バナー広告は掲載される場所によっても金額が異なり、目立つ場所にある広告枠ほど、金額が高くなる傾向にあります。
5.SNS広告
SNS広告はユーザーが普段利用している「Twitter」「Instagram」「Facebook」など、SNS上に掲載する広告のことです。ユーザーのフォロー・フォロワーやプロフィールなど、多くの情報を活用できるため、精度の高いターゲティングができます。
ただ、SNSの種類によって利用するユーザーの年齢や属性などの特徴が異なるため、広告を出稿するSNSは自社商材のターゲットによって使い分けることが重要です。
SNS広告は潜在層から顕在層まで幅広いユーザーにアピールでき、SNSには拡散力もあるため、認知度の向上も期待できるでしょう。
SNS広告の課金方式
SNS広告はクリック課金やインプレッション課金に加え、いいね数や共有数、インストール数などによって広告費が発生することもあります。このように、SNS広告の課金方式はさまざまで、SNSの種類や広告の表示方法によっても異なるのです。
SNS広告の費用相場
SNS広告は、クリック課金であれば1クリック数十円~200円程度、インプレッション課金であれば1,000回の表示で500円前後です。他のWeb広告よりコストは抑えられる傾向があります。インストール課金であれば1インストールごとに200円前後など、比較的低コストで出稿可能なWeb広告といえるでしょう。
6.アフィリエイト広告
アフィリエイト広告はASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)を通じて、アフィリエイターと呼ばれるWebサイト運営者に広告を掲載してもらう仕組みです。さまざまなWebサイトに掲載されるため、顕在層だけでなく潜在層にもアピールできます。
アフィリエイターはコンバージョンを獲得しなければ報酬が発生しないため、商材が売れるような質の高いコンテンツを作成します。また、自社商材を客観的な視点からプロモーションしてくれることから、ユーザーに寄り添ったメリットをアピールしてくれるでしょう。
アフィリエイト広告の課金方式
広告主が設定したコンバージョンを得られたときはじめて広告費が発生します。このような課金方式を成果報酬型といいます。コンバージョンには商材の購入だけでなく、契約・資料請求・問い合わせなども挙げられ、コンバージョンが得られなければ広告費は発生しないため、費用対効果は高いといえるでしょう。
アフィリエイト広告の費用相場
アフィリエイト広告では、1コンバージョンあたり数百円から数万円と、費用相場の幅が広く、広告を出稿する商材の種類によっても異なります。一般的には、成果報酬の30%前後といわれています。
7.記事広告
記事広告は、Webメディアや雑誌において自社商材を記事にしてユーザーに届けます。広告主とメディア運営者が共同で記事を作成することから、タイアップ広告とも呼ばれています。
記事広告では、Webメディアや雑誌が獲得している認知度・信頼性の恩恵を受けられるでしょう。その媒体のファンであるユーザーは、紹介される商材にも親近感や信頼感が湧きやすいためです。
出稿する記事には広告であることを明記する必要があるものの、メディア内コンテンツのひとつとして見られる傾向があるため、ユーザーから避けられにくいこともメリットといえます。
ただ、メディア運営者との連携が重要で、記事の制作にも時間がかかることから、長期的な目線で取り組まなければなりません。
記事広告の課金方式
記事広告には、掲載期間が保証される課金方式をはじめ、インプレッション課金が採用されていることもあります。一般的には掲載期間保証型が多いようです。
記事広告の費用相場
影響のあるメディアとのタイアップとなるため、他のWeb広告に比べかかるコストは高くなる傾向があります。タイアップ記事1本で数十万円かかることも珍しくありません。ただ、メディアによって費用が異なるため、記事広告を検討する際は事前にいくつかのメディアで広告費を確認し、比較することがおすすめです。
8.動画広告
動画広告は、YouTubeやInstagramのストーリー機能などで配信できる動画を用いた広告です。テキストや画像だけではアピールできない商材に向いています。
動画広告を受け取ったユーザーは、テキストや画像以上に視覚的・聴覚的な情報を取り入れることになります。そのため、短い時間でより多くの情報を与えられることが大きなメリットです。
しかし、動画を配信するにはデバイスの大部分を占有することになります。自分の見たい動画を見るためにSNSを開いているユーザーにとっては、「不快」「邪魔」などと感じられることもあるでしょう。そのため、最後まで視聴されず、途中でスキップされることも珍しくないのです。
動画広告の課金方式
動画広告は、基本的に視聴回数に応じて課金されます。ただ、視聴回数にカウントされるタイミングはメディアによって異なります。3秒視聴された時点で1回とカウントされるメディアもあれば、最後まで完全に視聴されないとカウントされない場合もあるため、事前の確認が必要です。
動画広告の費用相場
動画広告は視聴回数が1回あたり数十円から数百円程度で出稿できます。広告の出稿にかかるコストは少ないものの、動画の制作に大きなコストを割かなければならない点に注意しましょう。
9.メール広告
メール広告はメールを通じて広告を配信する方法です。メール全体を広告として配信する場合と、メールの一部に広告を掲載する場合のどちらもメール広告に含まれます。
メールを配信できるということは、ユーザーは過去に会員登録をしていたり、購入歴があるなどの「リスト」があり、自社との接点をすでに持っていることでしょう。そのため、メール広告は顕在層に効果的な手法といえます。
また、メールはユーザーの開封したいタイミングで見ることができるため、悪い印象を与えることが少ないこともメリットです。しかし、その反面開封されないまま放置されたり、削除されたりすることもあるため、費用対効果が低下するリスクも持っています。
メール広告の課金方式
メール広告は、一斉配信契約・配信課金・クリック課金の3種類があります。
一斉配信契約は、登録されている購読者全員にメールを配信する方法です。ターゲットとは異なるユーザーにも配信してしまう反面、潜在層にも届けられるという特徴があります。
配信課金はユーザーを絞って配信し、配信数によって広告費が発生する仕組みです。ターゲットとして設定したユーザーのみに配信できるため、コストを抑えやすいといえます。
そして、クリック課金は、他のWeb広告同様に、クリックされたタイミングで広告費が発生します。
メール広告の費用相場
メール広告にかかる費用は、メールが「テキスト形式」か「HTML形式」かによっても異なります。
テキスト形式であれば、一斉配信契約が1配信0.1円~1円程度、配信課金が1配信5円~15円程度、クリック課金が1クリック300円~800円程度です。そして、HTML形式であれば、一斉配信契約が1配信0.3円~2円程度、配信課金が1配信10円~100円程度、クリック課金が1クリック300円~800円程度です。
このように、メール広告は他のWeb広告と比べて、クリック単価が高い傾向にあります。
10.デジタル音声広告
デジタル音声広告は音楽配信サイトの「Spotify」や、インターネットラジオの「radiko」「Voicy」といったデジタル音声メディアに掲載する広告です。現在はまだあまり普及していませんが、今後の成長が期待されています。
デジタル音声広告は、音のみで届ける広告であるため、ユーザーは不快に感じることが少なく、スキップできない仕組みを採用しているメディアもあります。ただ、それほど普及していないことから、広告を届けるユーザーの幅が狭いという点がデメリットです。
デジタル音声広告の課金方式
デジタル音声広告では、広告を聴取したユーザー数に応じて課金される方式が採用されています。広告のスキップが可能な場合は、完全聴取で1カウントと数えられます。
デジタル音声広告に対応するメディアはまだ少ないため、詳しい課金方式はそれぞれのメディアに問い合わせてみるとよいでしょう。
デジタル音声広告の費用相場
デジタル音声広告は完全聴取の単価が数円程度で、これに聴取したユーザー数がかけられます。ただ、メディアによっては、最低出稿金額が設定されていることもあるようです。費用相場についても各メディアによってプランなどが用意されているため、確認する必要があります。
自社サービスに適したWeb広告を選ぶコツ
自社に適したWeb広告を選ぶ3つのコツを紹介します。
目的を明確にする
Web広告を出稿する目的は明確にしておくことが重要です。「認知度を向上させたい」「興味関心を高めたい」「購買行動につなげたい」など、目的によって最適なWeb広告は異なります。
目的とズレた広告を出稿しても成果につながりにくいだけでなく、かかったコストが無駄になってしまいます。自社に最適なWeb広告を選定するためにも、あらかじめ目的を明確にしておきましょう。
ターゲットが利用する媒体を調査する
設定したターゲットが普段どの媒体を利用しているのかを調査することが重要です。Web広告の種類と出稿する目的が合致していても、ターゲットが利用しない媒体で出稿してしまうと、高い効果は期待できません。
20代女性向けの商材であれば、通勤時間などで利用することの多そうなSNS広告や動画広告を選ぶなどの分析が必要です。また、SNS広告でもTwitter・Instagram・Facebookと種類があるため、ターゲットの特徴を分析し、利用することの多そうなSNSを選ぶとよいでしょう。
また、Webサイト上に出稿する広告であれば、そのメディアをよく利用しているユーザーの特徴などを調査します。ターゲットに適した媒体においてWeb広告を出稿すると、広告の効果を高められるでしょう。
予算と照らし合わせる
Web広告を出稿する際、あらかじめ予算が決まっていることでしょう。そのため、予算と照らし合わせながらWeb広告を選ぶことも大切です。
予算をオーバーして出稿しても、効果が大きくなるわけではありません。少ない予算でも効果的な広告を出稿できれば、費用対効果は高まります。予算が少ない場合は、少額から始められるリスティング広告やディスプレイ広告の活用がおすすめです。
Web広告の運用は外部に依頼すべき?
Web広告の運用を外部に依頼するのは、企業の状況によって異なります。Web広告の出稿・運用には専門知識を要する場面が多いため、社内にスキルを持った人材がいなければ、社内で運用することは難しいかもしれません。その場合は、外部への依頼がおすすめです。
弊社もお取引があり、安心して運用をお願いできる広告運用会社は「株式会社CREXiA」です!
外部へ依頼すれば、Web広告運用のプロに任せられるため、効果的な運用が可能となるでしょう。そして、早ければ依頼の数日後には広告を出稿できるため、成果につながるのも早いといえます。
運用を外部に依頼しない場合は、社内で人材を育成したり、運用体制を整えることが必要です。そのため、準備段階で時間やコストがかかってしまいます。ただ、長期的な運用を目指すのであれば、育成にも時間をかけ、運用を内製化するという手段も視野に入れておくとよいでしょう。
このように、社内で運用するにも外部へ依頼するにも、コストはかかります。コストを照らし合わせながら、自社にとって最適な方法を選択しましょう。
最後に:Web広告はこれからは当たり前の時代
インターネット上における情報収集や購買行動が盛んになった現代で、Web広告は企業が積極的に取り入れたい施策といえます。自社がWeb広告を出稿する目的を明確にしたうえで、最適なWeb広告を見極めていきましょう。